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ここでいうジェンダーとは、自分が自分の性別をどう捉えるかということです。この町で、自身の体の遺伝子的な性別を超えたトランス・ジェンダーの人々に触れる機会が増すにつれ、それを許す社会に住んでいることに徐々に気づき始めました。ある大学の掲示板で、「ジェンダーを変更した人は、学生課に届け出てください」という張り紙を見たとき、軽いショックを感じ、「この町に住んでいて良かった!」と興奮しました。 私自身は遺伝子的にも女だし、自分のジェンダーは女だと思いますので、そのことで悩んだことはありませんでしたが、そのことで真剣に悩み、本当の自分を探し、受け入れてくれる町を探してサンフランシスコに移ってきた人々がたくさんいます。そのような人々をサンフランシスコは大きなふところで、育んでいるようです。 土地柄か、ヒプノセラピストとしての私のクライアントにも、ゲイ(男も女も、中間の人も)の方がたくさんいます。そのことは人口比率から見ても当然でしょうが、最初はヘトロセクシュアルである私をセラピストとして選ぶのに不安を感じるクライアントもいらっしゃいます。今まで何人ぐらいのゲイのクライアントを持ったかとか、ゲイについてどのように考えるか、セラピーを受ける前に質問されることもあります。大切な質問ですので、誠実にお答えすることにしています。 セラピストとしての私の使命は「クライアントが自分の本質とつながることをお手伝いする」ことですので、ジェンダーを含めて、なりたい自分になるお手伝いをしたいと思います。 トランスヴェスタイトのクライアントは持ったことがありませんが、いつかそのような方とセラピーしてみたいと思います。男でも女でもゲイのクライアントによくある悩みは、恋人との関係です。ゲイでもヘトロセクシュアルでも、みんな本当の愛(true love)を探しているんですね。それから家族や社会に受け入れられないこと。故郷では受け入れられなくて、サンフランシスコに来た人が多いです。また、自分のジェンダーやセクシュアリティーについて混乱している方もいらっしゃいます。小さいときから自分がゲイだと確信していた方もいますが、ゲイなのか、ヘトロセクシュアルなのか、バイなのかわからない方もいます。実験中というか。。。ジェンダーやセクシュアリティーの選択肢があることによって、昔にはなかった混乱があるようです。上に話したことと重なりますが、みんな本当の自分を探しているのですね。 今年も6月25日に行われたゲイ・プライドのお祭りに行きました。サンフランシスコは 私にとって思い入れがある町で、gloriousという形容がピッタリします。トランス・ジェンダーの人々が思い思いに美しく着飾っているのを見ると、私の心の氷が解けていくようです。自由に自分を表現している人々は私を感動させます。「意識の自由」というテーマを許容してきたこの町を訪れたとき、道行く人々が beautifulなのに感動しました。実際に顔や姿が美しい人が多いですが、全体にこの町の人には何か不思議なパワーがあると思います。多様な民族が入り混じっているだけでなく、新しい意識を求め、拡大し続けていく革新的な意識の集合体に属しているからではないかと思っています。サンフランシスコにずっと住みたいなあと思っている私です。
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