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英語字幕付きでビデオを観る

映画やテレビの番組を日本語字幕なしで観る事は、 とてもためになります。生きた会話に触れられる訳で すし、それ自体が面白いので、英会話の教材と違って、 途中でイヤになることも余りありません。このこと自 体は誰も異論はないでしょう。問題は、「何を言って いるか分からない。」ということです。
「そもそも、英語の映画をそのまま観て理解できるの ならば誰も苦労なんかしてないよ!!」
おっしゃる通りです。
ところが、「聞いても全然分からなかった会話を文章 で読んでみたら、知らない単語がひとつも入ってなか ったので、愕然とした。」とか、「最初は全く聞き取 れなかったのに、一旦読んでから聞いたら、何故か聞 き取れた。」という経験をした人も多いはずです。 だったら、映画の中の会話の内容を書いてあるものを手 に入れた上で、映画を見れば良いのです。
分からなくても繰り返し聞いているうちに、自然と分 かるようになるという意見もあるようですが、どうで しょうか。少なくとも初めのうちは、読んでから(又 は、読みながら)聞いた方が、時間の節約にはなるよ うな気がします。

問題は、映画の会話のスクリプトなどが簡単に手に 入るかということでしたが、最近はクローズド・キャプ ションが普及しているので、大変便利になりました。 これは、テレビ放送や販売されるビデオなどに英語字幕 のデータが入っていて、デコーダーと呼ばれる機械を通 してやると、画像に重なって、画面の下の方に字幕が現 れると言うものです。アメリカでは、最近発売されてい るビデオにはほとんどこの機能が付いていますし(ビデ オのケースの裏に「CC」というマークが付いています)、 4大ネットワークのテレビ放送は、ほとんどの番組に これがついています。これは主に聴覚障害のある方々の ためのものですが、スポーツクラブに置いてあるテレビ などで、観たくない人に迷惑にならないようにと、音声 を消して字幕付きで見せているのを見かけます。また、 私たちのように英語の聞き取りが苦手なものにとっても、 非常に便利なものです。
自分の好きな映画のビデオを2つ3つ手に入れて、字幕 付きで繰り返し観てください。一旦話の筋が理解できれ ば、音声だけをテープに録音してウォークマンや車の中 で繰り返して聞くことも良いでしょう。慣れてきたら、 俳優さんの話すスピ−ドに合わせて、自分で真似してみ ましょう。ヒヤリングが上達するのは間違いありません し、知らず知らずのうちに表現も身に付いてきます。

デコーダーは、以前はいろんなメーカーが作っていた らしいのですが、最近は日本では手に入り難いようです。 私が知っている限りでは、MYCAP USAと言う会社 がアメリカの日系書籍店を通じて販売をしているのですが、 日本からのオーダーも引受けているそうです。必要な方は コンタクトして見てください。

電話 米国 949-833-7624(又は 800-MYCAPTV)
FAX 米国 949-833-7967
料金 89ドル + 35ドル(Shipping + Handling)(99年5月現在)
(ちなみに私はこの会社とは何の関係もありませんので、念の為ご了解ください。)

アメリカではほとんどのビデオにキャプションが付いて いるのですが、日本ではどうでしょうか。先程のMYCAP の方によると、以前は、アメリカ映画の日本語字幕版には キャプションは入っていなかったのですが、最近はマスター テープにキャプションが入ってしまっているので、日本語字 幕版のビデオでもキャプション情報が残っているのだそうです。 だとすれば、レンタルビデオ屋さんで映画を借りて来れば良い だけですから、なんとも簡単です。(但し、キャプションが 入っているかどうかの表示が無いので、デコーダーを通して 観てみるまで、キャプションが付いているかどうか分からな いそうです。)
日本語字幕の付いていないアメリカのビデオが欲しい場合は、 インターネットの通信販売などで手に入るでしょう。新しい ものでも19ドル。古いものだと9ドル程度で売っています から、手数料等を入れてもそんなに高いものにはならないと 思います。
いずれにしても、英会話の教材を買うよりはずっと安いで しょうし、面白くなくなって放り出してしまう確率はずっと 低いのではないでしょうか。

先程、好きな映画のビデオを、と言いましたが、映画の ビデオを買うときは、会話の訛りがきついものや、コメディー ものなどで会話のテンポが早過ぎるものは、避けたほうが 無難でしょう。
映画を使って会話を覚えるときにひとつだけ注意をした方が 良いことがあります。それは、スラングです。映画の中では、 テレビ放送では使われない放送禁止用語になっている言葉も、 しょっちゅう使われています。そんな言葉を、カッコ良さそ うだからと言って、良く意味も分からないで使ったりしない ことです。そういった言葉の中には、その場で殴られても 不思議ではないと言われているものすらあります。生兵法は 怪我の元です。気をつけましょう。

では皆さん、頑張ってください。

Sugimoto


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